2017年11月25日

若いということ

最近高齢の子の手術をする機会が多いが、飼い主さんは相当悩まれる。
もう高齢だし…
今はまだごはんも食べてるし…
もう少し悪くなるようだったら手術しようかしら…

たぶん自分でも同じ状況になったらすごく悩むだろうと思う。
だからそのお気持ちはすごく分かる。

そんな時に、ある本にこんな事が書いてあった。
「今が一番若い」
獣医の本でもない、手術の本でもない、普通の本。
私のよく読む自己啓発系の本(笑)

明日になれば「1日」年をとる。
一週間後には「一週間」年をとる。
だから、今、この時が一番若い。だから今を大事に生きよう。

そう言われて初めてわかるが、当の本人はそんな事はあまり考えない。
時間はどんどん流れているが、ついつい繋がっている一本の道に考えてしまう。
だから「まあ、そのうちに」という事でどんどんタイミングを逃してしまう。
本当は時間は一瞬一瞬であって繋がっていない。
今、この時はその一瞬しかない。

これを読んだ時に、ああ、これは手術も同じだなあと思った。
高齢になると手術のリスクが上がるから「もう少し様子を見ようかしら」という考えになる。
たぶんこれは100人いたら100人がそう思うのではないか。
自分でもそう思うし、今でもそう思う。

でも、そういった時間の概念を考えると今が一番若いわけだから、当然今がいちばん手術リスクが少なくなる。
手術リスクがいちばん低いときに手術をする方が、当たり前だが結果もいちばん良くなるだろう。
そう考えると、あまり考えすぎてチャンスを先送りするのは良くない事だな、と考えるようになった。

心情的な問題があるので「はいそうですか」と割り切れるものではないが、時にはそういった考えも大切だと思う。
特に客観的に手術リスクを考えるときにはこういった考え方が大切だと思う。
獣医師として手術をするタイミングはなるべく「若いとき」がいいと思う。
posted by もとき at 07:26| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
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