2017年03月18日

突き抜ける!

日本では、いろいろな事がまんべんなくできる人より、何か一つに抜きんでた人の方が評価が高い。
今日も院長面談で看護師のAさんと話をしていたのだが、なぜ評価が高くなるのか考えてみた。
(りんごの樹では半年に一度、院長面談という院長とサシで話す機会がある。)

考えるに、需要と供給のバランスで説明できると思う。
まんべんなくできる人は案外多くいる。でも、何か一つに抜きん出た人は数が少ない。
だから、数の少ない人は評価されるし、病院からも大切にされる。
そりゃそうだ、彼(彼女)がいなけりゃ病院が回らなくなるんだから。
それができるのは彼(彼女)しかいないのだから。

病院から大切にしてもらえる人になりたいか?
あるいは、その他大勢の、特段その人でなくてもいい人になりたいか?
よほど天邪鬼でない限り、100人いたら100人が「大切にしてもらえる人」になりたいと答えるだろう。

次に、なぜ一つに抜きん出た人が少ないのか、と考えてみる。
一つに絞るのは勇気がいる。わかっていても、一つに絞りきれないのが普通であろう。
一つに絞れば、他の事は捨てなくてはならない。
一つに集中するためには時間、お金、手間をすべてそこに集約する必要がある。

日本式教育は減点法でなりたっているが、減点法だと平均点そこそこで無難にこなす事が大切になってくる。
特別に優れた才能があったり、卓越した業績を残す事より、これといった大きな欠点がなく、着実に無難に仕事をこなす事が求められる。
そういった環境で育てられた人間が、一点に集中して他をすてて取り組むにはなかなかの勇気がいる。

それでも私はうちのスタッフが病院から大切にされる人になって欲しいと心から願う。
自分にしかできない、他の人では代替えが効かない人になって欲しい。
普段の態度がどうだとか、意欲がどうとかついつい言いたくもなるが、ここなら任しとけ、という人だらけの「りんごの樹」が理想だ。
そういう人たちが「真剣」に取り組んだらきっとすごい事になる!
posted by もとき at 20:21| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2017年03月16日

伝えること

伝える事について考えてみる。
いくらいいものを作っても、伝えなければそれは無いものと同じだという。
作るだけではダメで、相手に伝わって初めて形になる。
最後の魂を入れるということかな。

いくら世界で初めての発見をしても、誰もそれを知らなければ全く意味が無い。
すごくいいことを考えても、誰もそれに関心がなければいいことにはならない。
だから、すごくいいものを作る時と同じくらい気を込めて伝えることが大事だという。

考えていることやアイデアを相手に伝えるのは実際かなり難しいと思う。
伝え方や話し方、表情や態度も全部関係してくる。
エスパーだったら伝えなくても伝わるからその辺の苦労はいらないね。
作るのが半分、伝えるのが半分。両方揃ってやっと一人前になる。

いいものを作れば、美味しいものを作れば、黙ってても自然と拡散していく。
最高の技術を磨けば、それを欲する人が自然と集まる。
真面目にコツコツやっていれば、必ず世間に認められる。
なんとなくそんな風潮というか教育がされてる感があるけど、それをどのように伝えたらいいか、という残りの半分のところがあまり考えられてないし、教えられてもいないんじゃないかな。

私たちの仕事でも同じだけれど、いい仕事(正しい診断と治療)をしていれば必ず飼い主さんに認められるわけでもない。
それを伝えて初めて認めてもらえる。
寡黙もいいけれど、私たちの仕事の半分は伝えることである。

院長の一番の仕事も伝えることである。

IMG_2155.jpg

↑最近読んでる本。
「へえ、こんな本あるんだ!」という感じ。
posted by もとき at 11:28| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2017年03月05日

学術研究発表会

本日は愛知県獣医師会の学術研究発表会で発表してきました。
会場は名古屋駅すぐ近くのウインク愛知。
とても便のいい場所にあるので助かります。

日曜ということもあり、結構人がたくさんいました。
普段は引きこもりのような生活で、ほぼ外には出ずにず〜っと病院の中にいるのでたまに外出すると疲れます。
24時間、病院から一歩も外にで出ないこともあるので、外が寒いのか暑いのか、雨が降ってるのか晴れてるのか、全然わからない、というか気にならないこともしばしば。
自宅が病院の2階で、通勤も階段を下りるだけなので尚更です。

最近思います。
あ〜つくづくこの獣医の仕事が好きなのかな〜って。
朝早くに急患を診たり、深夜に運ばれてくる患者さんがいたり、看取ったり、走り回ったり…
学生の頃から朝から晩まで動いてましたが、そんな生活が刷り込まれてしまったようです。

先日も患者さんのYさんとそんな話をしてました。
人並みに穏やかな生活がしたい、と考える先生もいるようです。
もちろん私もず〜と年がら年中走り回っているのはちょとどうかな、と思いますが、ザ・獣医、という感じのこの仕事が好きだな、と思います。

多分学生の時の過ごし方で人生変わるような感じでしょうか。
すべての人がそうではないでしょうが、少なくとも自分にとっては学生の時に研究室で過ごした時間が今も流れているような感覚です。
25年たっても変わらない時間感覚だから、相当なものですね。
まあ、それが私の生き様でしょうが、そんな出会いがあったことには感謝いっぱいで、運が良かったです。
たぶん自分の生き様がなかなか定まらない人もいると思うので、そういった意味では本当に運がいい方です。

話は戻りますが、三河安城まで病院から車で10分弱、三河安城から名古屋駅まで新幹線で10分ちょっとなので、接続がよければ30分かからずに名古屋に到着です。
発表の直前までスライドの訂正していてギリギリの到着でしたが、なんとか発表も滞りなく終えてきました。
内容はいつもの腹腔鏡ですが、あまり質問がなかったので少し残念でした。

「ペットにも腹腔鏡!」キャンペーンやろうかな、と考えています。
もっと多くの方に関心を持っていただけると、動物たちも幸せかなと思います。

IMG_2131.jpg

IMG_2132.jpg
posted by もとき at 23:31| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記