2016年11月16日

獣医師スケジュール!

獣医師の出勤スケジュールをホームページにアップしました。
今後、予約を取って頂く際の参考にしてもらえればと思います。

トップページと…
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スタッフ紹介のところ
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クリックして頂くと、こんな風に出てきます
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ブックマークに登録されている方は再読み込みして頂ければ最新版のページが出てくると思います。
よろしく、ご活用下さいませ (^^)!
posted by もとき at 10:06| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2016年11月11日

私の世界観

何度かこのブログでも書いてるので知ってる人も居ると思いますが、数年前、健康診断の肺CTで腫瘤が見つかりました。
前の年、初めて健康診断を受けて「健康そのもの」でどの数値も正常だったから、今回も大丈夫だとタカをくくっていました。
そうしたら検診を受けた病院からわざわざ電話がかかってきて「陰があるからなるべく早く受診して下さい」と。
えっ!まさか!自分が肺がん!?
当時たばこも吸っていましたが、まさか自分が病気になるなんて思ってもいなかったから本気で焦りました。

電話のあった日から心配で眠れなくなりました。
ネットで一晩中「肺がんの生存率」を調べたのを覚えています。
2年先に生きている確率は腫瘍が小さければ90パーセント。

治療する側からすれば90%はかなりの確率で生きている、と考えますが、患者からすれば1割の確率で死ぬんだ、と思いました。
子どももまだ小さくて、成人するこの子達を見る事ができないんだ、と思いました。
家族の大切さ、健康の大切さ、仕事の価値観、生きているということ…
本当にいろいろな事が頭の中でグルグルまわって、何度も何度も同じ事を考えました。
自分は死ぬんだ、と。

本当に癌だったら仕事を辞めて、病院を売って、家族と船に乗って世界一周旅行に行こうと考えました。
少しでも家族と一緒にいたい、一緒の時間を過ごしたい、と考えました。
大きくなったこの子達を見る事ができないかもしれないけれど、今できる事を考えよう、と思いました。

動物が肺がんになったらどうやって死んでいくのか知っていたので、自分もああなるんだという思いがとてもリアルに感じられました。
咳が止まらず、やせ細り、呼吸が苦しく、どんなに空気を吸っても体に入ってこない。
そんな事を考えていたら、仕事をしてても身が入らず、集中できず、考えられないようなミスもしてしまいました。
いまでも後悔しています。

そして、そんな不安でたまらない状態で全ての予定をキャンセルして、病院にいって話しを聞きました。
11時に来てくれと言うので少し前に行きましたが、待合室はごった返していてすごく混んでいました。
仕方がないので待ちましたが、やっと呼ばれたのがそれから2時間後、お昼はとっくに過ぎていました。

中に入るとまだ若い医者が座っていました。
男性の医者でしたが、まだ20台で大学卒業して数年しか経っていないようでした。
さんざん待たされてちょっとイライラしてたし、自分がすごく不安な事もあって、まだ外にはたくさんの人が待っていましたが、いろいろな事を聞きまくりました。
どういう可能性があるのか?どうやって診断していくのか?
検査で怪しければ脇を切って、肺を一部取りだし、術中生検で病理診断し、リンパ節まで行ってれば完全開胸して全部取る。
全部取ったらどのくらい苦しいのか、そうなったら運動はできるのか、もう泳ぐ事もできないのか、などなど…
おそらく30分以上聞いた覚えがあります。

私なりにいろいろ調べて行きましたし、臨床の経験はその医者より私の方が多かったし(人と動物の差はありますが)、本当にいろいろな事を聞きまくりましたが、一つ一つ丁寧に、慌てず、せかす事なく、嫌な顔ひとつせず、その若い医者はしっかりと答えてくれました。

昼ご飯もまだ食べていなかったでしょう。外にはまだまだたくさんの患者さんが待っていた事でしょう。
少しくらい急かしたり、面倒くさそうなそぶりを見せても何の不思議もありません。
朝からずっと診察しててずいぶん疲れていた事でしょう。
いまから思い出せばそういった事があっても何の不思議もない状況だったのに、その医者は誠実にきちんと対応してくれました。

長いこと質問し、私が治療する側だったらやはりそうするだろうな、という事を答えてくれ、全てに納得し、それまで心配で不安でたまらなかった私は、少しだけ安心する事ができました。
この医者なら任せてもいい、そう思えました。
若いけど信頼できる。
経験とか、技術とかもちろん大切です。
ヤブだったらとんでもない事です。

でも、その前に不安で不安でたまらない患者の疑問や質問に丁寧にしっかり答える事。
逃げる事なく正面から向き合って納得いくまでとことん話しを聞いてくれる事。
この医者に会って、私もこんな診療がしてみたいと思いました。

りんごの樹動物病院にかける私の思いはここに集約されます。
ここに私の価値をおいています。
私の世界観はここにあります。

とにかくしっかり説明する事。
そのためには必要な検査をしっかりする事。

これから少しずつ私の世界観を書いていこうと思いますが、少しでも分かってもらえたら嬉しいです。

お休みを戴いてハワイ島に行ってきました。
オアフには立ち寄らず、ハワイ島(ビッグアイランド)コナの近くに宿泊し、自然に囲まれて自分を見つめ直してきました。
私は何をしたいのか?何に価値をおいているのか?
そんな中で浮かび上がってきたのがこの話です。
とことん話しを聞く。とことん説明する。
そんな病院を作るのが私の使命だと改めて気づきました。

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posted by もとき at 19:47| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記